【DeLoblog #002】 2017.10.22
ものづくり第2弾 その1
「何が作りたい?」と聞かれてから、少し考えた後浮かんだのがポーチ。それは小物を沢山持って出かける私にとって欲しかったもの。
「お散歩帆布バッグM」をオリバーのお散歩に使っていて、水のペットボトルやウンチ袋以外にも、オリバーのおやつ入れ、小銭入れ、目薬、虫刺され用の薬、虫除けスプレー、ウェットティッシュ、冬にはハンドクリーム…などを入れているんですが、ポケットが沢山あるバッグなのに私には足りず、バッグの中で小物がごちゃごちゃしてしまうのが気になっていたんです。
ポーチって色々なものに使えますよね?化粧品を入れたり、イヤホンやメガネ、デジカメ、メモ用紙&ペン、薬、バンドエイド、飴ちゃん……。
ポーチがあれば小物をまとめられるし、バッグの中が見えた時の見た目もいい。私のようにお散歩用でなくても、女性であれば化粧ポーチとしても使える!と思い、「お散歩帆布バッグM」に入るポーチを作ってみようと決めました。
作るのであればお散歩でも使えるよう汚れが付きにくい加工にしたい、形はこんなのにしたい、という所まで考えたのですが、作るにはどこにどうやって頼んだらいいのか全くわからない。どうしたらいたらいいのか、穴澤に相談しても、「ごめん、化粧ポーチとかは全くわからん」という答え。本当にいちから全部私がやることになってしまったのです。
前回のマグカップ作りの際は業者さんまで見つかり方向性が決まった後に引き継いだので、大変だったけれどやるべきことを進めていくだけでしたし、なんとか形にすることはできたのですが、今回は業者さん探しから始めることになったのでとても大変でした。
まず、展示会で出会った業者さんへ希望するポーチが作れるか問い合わせるところから始めました。
考えている素材、形を伝え、作れますよ!と返事をくださった業者さんが数件あったので、何度もやり取りをし話を進めていったのですが、結局最小ロットを確認するとまだ1年ちょっとのうちのショップで扱える数量ではなかったり、最小ロットはギリギリいけるけれど見積もりを取ったらとてつもなく高かったり。
ポーチを高い金額で販売したくはなかったし、かといって単価を下げるために商品を作る布や仕様を変えたり、と質を下げるということは絶対にしたくはなかったので、結局他の業者さんをまた探すことになりました。
振り出しに戻ってしまったポーチ製作ですが、次はネットでポーチを作っている業者さん探しをし、その中で頭に描いているものが作れそうな場所、丁寧に作ってくれそうな業者さんに絞り問い合わせてみることに。
その中に、ひとつひとつ丁寧に作っている写真を載せている大阪の業者さんがあり、そこでは「イラストからの生産も可能」とあり、ここならばお願いできるかもしれないと早速問い合わせてみました。
イメージするポーチを言葉と参考になりそうな写真で伝え、さらに希望の布や形状、加工を元に見積もりを取ってみたところ、小ロットでも希望の価格で作ってもらえることが確認できたので、最終的にここへお願いすることに決めました。
まず、生地についてどのようなものがあるのか問い合わせ、サンプルを送ってもらい、厚さが異なるものを何度も触っては悩み、担当の方に相談する日々。
そして、ポーチを作る上でどうしても汚れがつきにくいものしたかったので、帆布をビニール素材のように加工する方法はあるか、その加工をすると生地はどのくらい厚くなるのか確認したり、サンプルを送ってもらったり、生地選びもとても時間がかかりました。
引き手も様々な引き手があり、色を決めたら次は形。毎日使うポーチだから取れやすいものでは困るし、誰もが引きやすい形でないと困る。なので、家の中にある洋服屋バッグ、ポーチの引き手を見ながらも引っ張った感じを確認し、その上で気になったものを担当者さんに相談し決めました。
もともとこういう仕事をしていた方ならそんなに時間がかかるものではないかもしれませんが、初めての私は何もかも聞いて確認をしなければ進められない状態だったので、布(内側・外側)・ファスナー・引き手、一つ一つ担当の方に話を聞きながら確認をし決めていかなければならない大変さがあったのです。
業者さん探しから始めたポーチ作りでしたが、これはまだ序盤の話。この続きはまた次回にしたいと思います。