<播州織ストールの洗濯方法>
ひだまり・ふたえ・はごろも共通
お買い上げいただいたDeLoreans播州織ストールはいかがでしょうか。気に入って使ってくださっていると嬉しいです。
商品ページにも簡単に取扱方法を記載しておりますが、「洗い方と干し方」について製造元の「橋本裕司織布」の橋本さんから細かいアドバイスを頂いているので転送させていただきます。今後の参考にしてみてください。
---------(橋本さんより)---------
<三重織ストールのアフターケアについて(洗い方と干し方)>
基本的には、秋冬に使用される事を想定するとシーズン前に1回洗えばいいと思います 。
あとは、ご本人様の感覚で洗いたいタイミングでかまいません。綿100%ですので、洗剤には特に気を遣わなくても大丈夫です。洗剤パッケージの記載事項に従って適正に使用して下さい。繊細な織物ですので、引っ掛けなどには常に注意して下さい 。
それでは、洗い方について説明いたします 。
●洗い方について
1. 大きめの洗面器、もしくはバケツに市販の洗剤を溶かしたぬるま湯をスト?ルが浸かる程度にはります。
2. 上下経糸(紺色)のフリンジが重ならないよう何層かにたたみ、お湯に浸します。(フリンジ同士が絡み合うのを防ぐため)
3. 15分程度そのままつけ置きした後に、押し洗いします。(※押し洗いの際はあまり力を入れず軽くでかまいません)
ストールの弾力である程度湯を含みなおすので何回か繰り返します。次に同じ要領で横から挟むように軽く押し洗いした後、絞らずに軽く押して湯を流します。
4. 同じ要領で2〜3回すすぎます。少し色落ちするかも知れません。完全に透明にはならなくても皮脂程度の汚れは落ちていると思います。形を整えるようにまとめて押し絞って下さい。
5. 柔軟剤を溶かし、同じ要領で軽く押し洗いします。同じく、押し絞って下さい。
6. 洗濯ネットを使用し、洗濯機で脱水します。(チャックの引っ掛かりにご注意ください)
7. 広げて干します。
※広げ方について緯糸(よこいと)方向の各カラーのフリンジ際(ぎわ)は、少し丈夫に出来ています。ストール幅に広げた後でフリンジ際を持って優しく張り気味に広げます。その後で掛かっている部分の両端を少し中心側におしてヒダを作ります。乾燥するに従って縮むので乾燥後はまっすぐになります。好みにより、取り入れる際に両端を優しく引っ張り形を整えて下さい。
【干すイメージ図】(絵:橋本裕司)
★素材うんちく(綿〜コットン編)
押し洗いが有効です。タオルなどもそうですが、こすり合わせて洗う人を多く見かけます。綿の繊維は中空になっており、その繊維を紡いで糸にしています。『紡績(ぼうせき)』空気を含んでいるので暖かいのです(熱伝導率が低い?そとの冷気を体に伝えにくい。体温をそとに取られにくい)。
なので、目立った汚れを落とした後は押し洗いで繊維の汚れを押し出してやると綺麗になります。激しくこすると表面を傷めるだけで汚れはあまり落ちません。
ただ、押し洗いは湯がきれいになるまで結構な回数を要します。柔軟剤洗いは、汚れを落とすのと同時に繊維に柔軟成分を入れてやるイメージでするといいと思います。
橋本裕司
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