西宮から戻ったらすぐにブログを書こうと思っていたのに、気がつけば一ヶ月近く経ってしまいました。今更ですが、西宮阪急の『ハロードッグ』にわざわざお越しくださった皆さん、どうもありがとうございました。
事前に、過去に買ってくださった書籍を持って来てもらえばサインはいくらでもしますよ、とメルマガで書いたら中には8冊くらい持って来てくれた人もいて、全部に肉球ゴム印(富士丸・大吉・福助)を押してサインしましたが、色々話せて楽しかったです。しかし重かったでしょ。
そして西宮に来るなら、行きたいところがあったんです。20年以上くらい前でしょうか。友人に連れられて行った店で、そこで食べた手羽先がやたら美味しくて感動したことがあるんです。不思議な店で、中華料理屋なのにどこのテーブルにも手羽先が山盛りになっていて、みんな手づかみで貪り食べているという。
それで実際に運ばれてきた手羽先を食べると、これが旨い。唐揚げなんだけど普通の唐揚げの味ではなく、食べたことのない独特の風味で、すぐに次が食べたくなる。なるほど、だからどこのテーブルにも山盛りになっているわけだと思った記憶が。
その後、私は上京し、しばらくしてから閉店したと聞き残念に思っていました。ところが、少し前に休日限定で復活したらしいと知り、そんなときに西宮出張だから、行くしかない。事前に住所を調べておいたから、タクシーの運転手に「ここへ行ってください」と地図を見せて向かいました。
到着したのは「新香園」というお店。そうそう、たしかこんな店構えだったと思いながら中に入ってみると、当時のような活気はなく、並ばずにすぐに入れた。まだ18時半くらいだからかラッキー、と席に付き、瓶ビールと手羽先を2人前頼んでみる。
ほどなく、手羽先が運ばれてきた。そう、こんな感じだった。タレに付けて食べるんだった。早速ガブッと食べてみる。美味い。美味いんだけど、何かが違う。なぜかは分からないけど、あの感動はない。
20年以上前のことだから記憶が脚色されているのか、あの頃は友人たちとわいわい食べたのに今はひとりぽつんだからなのか、味が微妙に変わったのか。上京したのは28歳でミュージシャンを目指してたはずなのに、今はライター兼デロリアンズをやっているんだから、そりゃ色々変わるよねえと思ったのでした。
それはそうと、今週末11、12日は新宿伊勢丹5階にある『Paddy by WAFONA』の売場応援に行きます。両日とも11時30分〜17時くらいはいると思います。頼れる長嶋も一緒なのでご安心ください。また書籍を持って来てくださればサインもしますので、よろしくお願いします。
穴澤