私のオススメ鍋3選
今年も残すところわずかになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。急に寒くなったので、鍋をする機会も増えるかと思います。そこで、私がオススメする3つの鍋を紹介したいと思います。
何を隠そう、私はひとり暮らし時代から、自称鍋研究科として夏でもほぼ毎晩のように鍋を試し、水炊き、豚しゃぶ、ブリしゃぶ、味噌系、常夜鍋、湯豆腐、ゆず鍋、とあらゆる鍋を晩酌のお供にしてきました。
そんな私が、手軽に出来るものから、時間をかけたら誰でも出来る絶品鍋、取り寄せで済ませる鍋の3つを紹介したいと思います。
●キムチ鍋(手軽に出来る鍋)
これはレトルトのキムチ鍋のスープで大丈夫。最近は市販のスープのクオリティが高くなってきたので、そのままでも美味しい。ちょっとコクが足りないなと感じたら味噌を少しといて入れて調整してみてください。辛さが足りないと感じたら、鷹の爪を。
ポイントは、スープを入れる前に土鍋にごま油をひいて熱し、そこで豚キムチを作ること。そうすると、香りが良くなります。
そのまま食べてもいいですが、すき焼きのように取皿に溶き卵を入れて食べるとマイルドになります。そして! 刻んだゆずの皮を入れると、ものすごく合うのでぜひお試しを。
具材はお好みでいいですが、豚バラ(しゃぶしゃぶ用)、牡蠣、あとは白菜、もやし、しめじ、しいたけなどを入れていただければ。締めの雑炊まで美味しくいただけます。
●手羽先鍋(時間をかけたら誰でも出来る絶品鍋)
水2と日本酒1(料理酒ではなく、安いものでいいので日本酒)くらいを入れた鍋で、手羽先を弱火で煮込むだけ。ただし、最低6〜8時間くらいは煮ないといい味にならないのが難点。でもそれさえクリア出来れば、誰でも出来ます。
ポイントは、土鍋だけだとスープを飲むとすぐになくなるので、別の大きな鍋でも同時に仕込んでおくこと。そうすると、減ったスープを追加出来るので気にせず濃厚なスープが味わえる。
手羽先の量は、だいたい土鍋に8本、大きな鍋には20〜30本くらい入れておけば4人くらいだと足りるはず。そうすると濃厚なスープとホロホロになった手羽先が美味しく出来ると思います。
スープに塩っけがちょっと足りないなと感じたら、取皿で岩塩を少しかけるか、ポン酢をちょいと垂らして調整してください。野菜はキャベツがオススメ、あとはしめじ、しいたけなどお好みで。雑炊がこれまた最高です。正月休みに時間があれば試してみてください。
補足:煮込むときにネギの青いところを入れるといいのですが、そうすると犬におすそ分け出来なくなるので、あえて入れずに冷ました手羽先の骨をとってあげてください。喜ぶと思います。
●きりたんぽ鍋(取り寄せで手間いらず)
私もそうでしたが、きりたんぽ鍋の美味しさを知らない人は多いと思います。そんな人は、食べてみた方がいいですよ。しかも本場秋田のきりたんぽ鍋を。
私がオススメするのは『佐田商店』。ここのきりたんぽ鍋は最高です。具材もすべて入っているので、準備するものは特になし。雑炊用の米と卵とネギくらい。取り寄せる場合は、比内地鶏をちょっとだけ増量しておくといいと思います。
スープの味はうまく表現出来ません。比内地鶏でスープを取っているのですが、それだけではなく、かといって、醤油や味噌といった方向ではないし、きりたんぽ鍋特有の味です。そのスープを吸ったきりたんぽはもちろんですが、だまこもちやセリがこれまためちゃ旨いんです。
ポイントは、雑炊をするときは普通に食べて、次に小皿に取り分けた後、パルメザンチーズを振りかけるとリゾットのようになって2度楽しめます。
お正月休みにお好みの鍋をお試しください。
今年も一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
良いお年を。
穴澤