DeLoreans(デロリアンズ)という名前は、先代犬の『富士丸(ふじまる)』が由来です。コンセプトは、富士丸から現在わが家で一緒に暮らす「大吉」と「福助」まで、長年犬と暮らしてきた中で「もっとこういうモノが欲しい」と感じたことをカタチにして、提案すること。その根底は犬に対する「愛おしい彼らのために」という思いがあります。
穴澤賢(あなざわまさる)。ライター兼編集者、株式会社デロリアンズ代表。1971年大阪生まれ。犬と猫と音楽と酒を愛するフリーライターとして活動し、犬関連、音楽関連の本を多数出版。
2015年11月「DeLoreans」を立ち上げる。現在もライターとして「いぬのきもち」、「sippo」、「蓼科高原別荘地サイト」、雑誌「ねこ」などで連載している。
Instagram:anazawa_masaru
DeLoreansって?
ハスキーとコリーのミックスだった『富士丸』は、散歩中にすれ違う人から「何犬ですか?」とよく聞かれました。たしかに独特の風貌でしたが、あまりにも頻繁に尋ねられるので、その度に「ハスキーの母とコリーが父で」と答えるのが面倒になってきて「グレート・シルバー・デロリアン」とそれっぽい単語を並べた架空の犬種ということにしました。
デロリアンは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくる車ですが、それとは全然関係なくただのデタラメです。なぜなら、犬種なんてどうでもいいし、本人は気にもしていないからです。そんなこと気にするのは人間だけで、犬種にブームがあるのはおかしな話だと昔から思っていました。
犬種なんて関係ない
そもそも富士丸の出会いは、千葉のあるブリーダーが「間違って生まれてしまった売り物にならない犬」という理由で里親募集に掲載していたのを見たのがきっかけです。その「売り物にならない犬」が私のところへ来て、彼が表紙の本を何冊も出版しました。
富士丸は7才半という若さで急死してしまい、その後2年半の空白を経て大吉、そして福助を迎えました。大吉は16世紀頃の貴族に愛された世界的に珍しい「ホワイト・フォクシー・デロリアン」で、福助は中世ヨーロッパで人気を博した「ブラウン・フォクシー・デロリアン」ということにしていますが、どちらもただの雑種です。
犬種なんか関係なく、どんな犬にもそれぞれ個性や良さがあって、愛らしい。だからこそ迎えたのであれば最期までちゃんと面倒を見る。飼い主がそれだけ守ればどんな犬も(猫も!)幸せに暮らせるだろうし、殺処分の問題も少しは改善するはず。いつかそんな世の中になってほしいという願いから「DeLoreans」と名付けました。
シンボルマークは富士丸で「For The Lovable Ones」とは「愛おしい彼らのために」という意味です。そんな思いから2015年11月、鎌倉市腰越でDeLoreansは誕生しました。
不幸な犬猫を減らしたい
犬種によっては何十万もする犬がいるいっぽう、ただでも誰にも貰われない犬猫が殺処分されている現実があります。
そこでDeLoreansは不幸な犬猫を少しでも減らすことに役立ててもらおうと、オープン以来、毎月の収益の一部を里親募集や動物保護団体に寄付し、どこへいくら寄付したのか「寄付報告」ページに記載しています。
鎌倉から八ケ岳へ
そして、DeLoreans の本社(兼自宅)は鎌倉市腰越から2023年11月、八ケ岳に移転しました。理由は、その方が犬たちが快適そうだから。ボロい山小屋ですが、標高1400mは真夏でもクーラーがいらないほど涼しく、自然が多く、散歩の足取りも軽くなります。
それは富士丸と暮らしている頃から計画していたことですが、2009年に彼の死で頓挫した「山の麓で犬と暮らす」という目標を、10年以上経ってなんとか果たしました。
不定期営業ですが、八ケ岳には「DeLoreans House」もあるので、ぜひ犬連れでお越しください。
商品作りのコンセプト
富士丸や大福と暮らす中で、一般的なペットグッズに不満がありました。安っぽくて使いにくい。「これは本当に犬と暮らしている人が考えたのか?」と感じることがよくありました。
たとえば散歩バッグにしても、かさばる、重たい、ペットボトルが中で倒れてビシャビシャになる。レインコートは撥水性が長持ちせず臭くなる、フードがあってもペタンとなって意味がないし、犬の視界を遮る。ベッドは半年も経たないうちにへたる、など。
いくら探しても理想のものがなかったので、「それなら自分で作ってやる!」と思ったのが動機です。きっと私と同じように感じている人もいるに違いないと思ったからです。そうして考えて作ったのが下記の3つです。
「お散歩帆布バッグM」
「DeLoreans犬用レインコート」
「オーガニックコットン犬用ベッドM」
これが発端となり、その後色々な商品が誕生したものが「トップページ」のメニューにある「犬用アイテム」です。
大切にしたのは犬と人のことを考えて愛着を持って長く使えるもの。多少高くなっても、ちゃんとしたものを作りたい。なぜなら安物を何度も買い替えるより、納得したものを長く使ってもらう方が結果的には経済的だと考えたからです。
そうして、犬と過ごす時間を少しでも快適に過ごして欲しいと願っています。おかげさまで、9年経ちましたが、たくさんの方から共感していただいています。
自信を持って販売していますが、万が一手にとって見てご納得いただけない場合は、30日間であれば全額返金保証させていただいています。
これからもこのコンセプトを守り続けていくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。
代表 穴澤 賢
「犬の笑顔が見たいから」
(世界文化社)
ショップでも「こちら」で取り扱っています。