デロリアンズでは3種類の「播州織ストール」を取り扱っていますが、「どこがどう違うのか」その特徴について解説します。
そもそも播州織とは?
江戸時代中期に北播磨地域(兵庫県の中央あたり)ではじまった220年以上の歴史がある織物です。
自然環境に恵まれ、染色に適した綺麗な水が豊富だったことから、織物が栄えたといわれています。
パチパチしない、蒸れない
「DeLoreansの播州織ストール」はどれも綿100%のため静電気が起こらない、通気性がいいため温かくても蒸れない、という共通の特徴があります。
●播州織ストール「ひだまり」
一番最初に誕生したのが、生地が三層構造になった「三重織」という織り方のストールです。軽くてふんわりとしていて、これがあればマフラーもいらないほど温かいので、秋から春にかけてストールとしてはもちろん、ブランケットとしても大活躍すると思います。
『DeLoreans播州織ストールひだまり』
※ラインナップが増えたため、「播州織ストール」から「播州織ストールひだまり」に名前を変更しました。
●播州織ストール「ふたえ」
「経二重織(たてにじゅうおり)」という織り方のストールです。両面で色の濃淡が違うのが特徴で、「ひだまり」よりは少し薄いので、巻き方によって様々な表情になります。少し肌寒い秋、春などにオススメです。
『DeLoreans播州織ストールふたえ』
●播州織ストール「はごろも」
暖かい季節にも巻けるストールを作って欲しいという要望で誕生しました。「一重織」という織り方で、透けるほど薄く、軽いので、暖かい季節に巻いても邪魔にならず、アクセントになります。
『DeLoreans播州織ストールはごろも』
厚みの違い
左が経二重織の「ふたえ」で、右が三層構造になっている「ひだまり」です。
こちらは「ふたえ」と一層構造の「はごろも」との比較です。
DeLoreans播州織ストールの特徴
これらのストールを織っている「橋本裕司織布」の橋本さん。一般的な織り物は毎分700〜1000回転の高速織機で織るのに対して、橋本さんは毎分130〜200回転という40年以上前の低速織機を使っているのが特徴です。
なぜ低速にこだわるのか
高速織機を使った方が効率がいいのに、なぜ低速織機を使うのか。それは高速で織ると、どうしても糸に強いストレスがかかるのため生地が固くなるから。しかし低速で織ることで糸本来の柔らかさを生かした優しくてふんわりとした生地が出来ると橋本さんは話します。
(動画)橋本さん本人による解説
それぞれの違い動画解説
「ひだまり」
「ふたえ」
「はごろも」
それぞれの違いをおわかりいただけたでしょうか?
季節や場所に合わせ、ぴったりのものを選んでください。